ユニバーサル柔道アカデミー島根とは
私たち「ユニバーサル柔道アカデミー島根」は、2016年11月18日に活動を始めました。柔道の楽しみ方を考えている中で、愛媛県四国中央市の「ユニバーサル柔道アカデミー」に参加させていただく機会に恵まれました。
誰もが柔道に親しめる環境「柔道のユニバーサルデザイン化」を目指しながら、様々な分野とのコラボレーションにより、親子の健やかな成長をサポートしていこうとされるその設立趣旨に大変感動しました。
島根にもユニバーサル柔道の場所を設けようと考えました。
無理をせず、しかし、楽しみながら柔道を考えていきたいと思っています。

練習メニューの一例
体幹を鍛えるトレーニングや有酸素運動など幼少期・学齢期に取り入れたいメニューが中心です。
整列・もくそう
準備運動、体幹トレーニング
短縄跳び・長縄跳び
バランスボールで遊ぼう
鬼ごっこ・転がしドッジボール
受け身
投げ投げタイム
おさえたらはなすなよ
マッサージタイム
整列・2分間もくそう・礼
学びタイムとは
ソーシャルスキルトレーニングを中心に、人とのかかわり方など社会で生きていくために必要なスキルを学びます。
また、仲間と力を合わせて活動するゲームや自分の考えや気持ちを伝えるトレーニングなどをします。
保護者の方にも原則一緒に参加いただいています。
できる範囲で活動の支援をお願いします。
保護者の方同士の情報交換会や勉強会などの場にも活用しています。
知的障害(ID)者柔道への参加
「柔道 For All」を合言葉に、全日本柔道連盟が2018年10月17日、
東京都八王子市の日本文化大で第1回の全日本ID(知的障がい者)選手権を開催しました。
知的障がいのある人の柔道は国内に全国的な団体がありません。
障害のある人の柔道は全柔連の加盟団体である日本視覚障害者連盟があり、パラリンピックにも毎回、代表を送っています。
一方、知的障がいのある人の柔道大会は国際的にはスペシャルオリンピックス(SO)で実施されています。
しかし、代表を派遣したのは、2019年のアビダビ大会が初めてです。
以前、全柔連が高体連専門部、中体連専門部、全国少年協議会を通じて調べたところ、全国で55所属、112人の知的障がいのある人が競技に接していたようです。
このため、全柔連では「障害ある人らが、もっと柔道を楽しめるように」と、2018年1月に知的障がい者振興部会を設置し、
ID柔道大会の開催を決定しました。(2019年第2回大会を開催。2020年第3回大会は、新型コロナウィルス感染症のため中止。)
島根県内では、以前より江津「濵岡塾」、浜田「西川病院」において知的障がい者の柔道について取り組んでおられました。
2019年にこの2団体に加え、松江・出雲の2会場も参加し、スペシャルオリンピックス日本(SON)・島根柔道プログラムの活動も開始しました。
2020年には、島根県柔道連盟にも障がい者柔道部門が設置されました。
全柔連の知的障がい者振興部会の役割は、
「知的障がい柔道に関わるすべての人たちが、柔道for ALLの理念の下、柔道の価値を学び、喜びを享受するために、
安全に配慮した支援体制を整えるとともに、日頃の努力の成果を共有する機会を提供する。」とされています。
この文言にあるように、知的障がい者だけでなく、取組を通してすべての人たちが柔道の価値を学び、自他共栄の社会づくりに貢献することがねらいです。
そのためには、柔道の原点に立ち返り、安全で理にかなった柔道を身につけていく必要があります。
2019年のI D柔道大会では、投技の評価として
「いかなる投技においても、投げ終わった際には、両足片足にかかわらず、バランスを維持した姿勢で立っていなければならない。」が試行されました。
参加者・関係者に好評価を得たことから、
2020年12月にはID柔道試合審判特別規定が提案されています。安全な柔道とは何か、柔道の理を生かした練習方法とは、と試行錯誤が続いています。
ユニバーサル柔道アカデミー島根では、第2回全日本ID柔道大会から選手が参加しています。
また、2025年10月に開催された第3回スペシャルオリンピックス日本・島根・柔道競技会では、
アスリート・ファミリー・ボランティア20名が参加しています。
第6回全日本ID柔道大会の様子
第3回スペシャルオリンピックス日本・島根・柔道競技会の様子
視覚障害者柔道
2024年からは、視覚障害者で柔道を志す仲間も加わりました。
視覚障害者柔道の大きな違い
柔道は離れた状態から始まり組み手を取ってから技をかけていく始まり方ですが、視覚障害者柔道の場合は、組み手の状態から始めるため、始まりと同時に技をかけていくことができます。組み手を取る攻防がない一方で、しっかりと自分の組み手で始まるため、選手は技をかけやすく、体を激しくぶつけ合い、かけられる技を防御します。試合開始と同時に技を頻繁に掛け合う応酬が続き、勝負が1本で決まりやすいことが大きな魅力です。試合を見ている方も目が離せません。」
日本視覚障害者柔道連盟HPより
2025年の第18回全日本視覚障害者学生柔道大会の様子です。
実業チーム
2024年からは、実業チームも活動を開始しました。
仕事の合間をぬって、自分たちで目標を設定し、練習計画を組み、修練を積んでいます。
「カムバック柔道」を楽しんでいます。
https://www.instagram.com/comeback.judo/?locale=ja_JP





